最新機器で実現する精密根管治療
電動根管治療器「トライオートZX2」

「見える」×「測れる」で実現する、歯を残すための精密治療

「神経の治療って何回も通わないといけないの?」「歯を抜かずに治せるか心配」そんな不安を抱えていませんか?

ハギノ歯科では、2023年より根管治療専用の最新機器「トライオートZX2」(株式会社モリタ製作所製)を使用しています。 当院では常に最新の歯科機器をいち早く取り入れており、同時期から使用している歯科用ルーペ「ゼノシス」と組み合わせることで、より精密で、より安全で、より歯を残せる根管治療を実現しています。

トライオートZX2 - 株式会社モリタ製作所の電動根管治療器

株式会社モリタ製作所「トライオートZX2」

この記事では、トライオートZX2の特徴と、患者様にとってのメリットをわかりやすくご説明いたします。

根管治療とは?なぜ難しい治療なのか

歯の神経を取る治療の目的

根管治療は、虫歯が深く進行して歯の神経(歯髄)に細菌が感染した場合や、歯の根の先に膿が溜まってしまった場合に行う治療です。感染した神経を取り除き、根管の中を徹底的に清掃・消毒し、最終的に薬剤で密封することで、歯を抜かずに残すことを目指します。

  • 根管とは:歯の根の中を通る、神経や血管が入った細い管のこと
  • 根管の太さ:わずか0.1〜1mm程度。シャープペンの芯より細いものもあります
  • 根管の形:真っすぐなものは少なく、多くは湾曲したり枝分かれしています

根管治療が難しい理由

根管治療は歯科治療の中でも特に難易度の高い治療と言われています。その理由は以下の通りです。

  • 見えない:根管は歯の内部にあり、肉眼では直接見ることができません
  • 測れない:根管の長さや形状を正確に把握することが困難
  • 複雑な形状:湾曲、枝分かれ、副根管など個人差が大きい
  • 完全除菌の難しさ:わずかでも細菌が残ると再発の原因に

従来の根管治療が抱えていた課題

日本の根管治療成功率の現実

残念ながら、日本の保険診療における根管治療の成功率は30〜55%と言われています。一方、アメリカでは90〜95%という高い成功率が報告されています。

項目日本(従来の保険診療)アメリカ(専門医療)
成功率30〜55%90〜95%
電動NiTiファイル普及率約20%約80〜100%
拡大視野での治療一部の医院のみほぼ標準

つまり、日本では2〜3人に1人が再治療になっている現実があります。

再発・失敗の主な原因

根管治療がうまくいかない原因として、以下のことが挙げられます。

  • 細菌の取り残し:根管の隅々まで清掃しきれず、細菌が残ってしまう
  • 根管の見落とし:肉眼では発見できない副根管や分岐を見逃す
  • 根管長測定の誤差:手の感覚だけでは正確な長さがわからない
  • 充填の不備:根管の先端まで薬剤が行き届かない
  • ファイル破折:細い器具が根管内で折れてしまう

トライオートZX2とは?

株式会社モリタ製作所が開発した、根管治療専用の最先端機器

トライオートZX2の基本スペック

トライオートZX2は、根管長測定機能を内蔵したコードレス電動根管治療器です。穿通・清掃・拡大という根管治療の主要工程を1台で完結できる革新的な機器です。

項目仕様
メーカー株式会社モリタ製作所
根管長測定ルートZX技術(2周波同時測定)
回転数100〜1,000rpm(調整可能)
重量約140g(軽量設計)
電源リチウムイオン電池(コードレス)
安全機能OTRモード、OGP2モード搭載

トライオートZX2の3つの核心技術

世界で高く評価される、モリタ独自の先進技術

核心技術1:ルートZX技術(根管長測定機能)

トライオートZX2には、世界で高い評価を得ている「ルートZX」の根管長測定技術が内蔵されています。

  • 2周波同時測定:2つの異なる周波数で電気抵抗を測定し、高精度な位置検出を実現
  • リアルタイム表示:ファイルの先端位置をモニターにリアルタイムで表示
  • 湿潤環境対応:根管内が濡れていても乾いていても正確に測定可能
  • 0.1mm単位の精密測定:肉眼では絶対にわからない精度で根管の長さを把握

核心技術2:OTRモード(賢い回転制御)

OTR(Optimum Torque Reverse)モードは、ファイルへの負荷を自動で検知し、安全に制御する機能です。

  • 負荷検知:ファイルにかかるトルク(回転力)を常時モニタリング
  • 自動逆回転:設定トルクに達すると自動で逆回転し、ファイルへの過負荷を防止
  • 破折リスク軽減:ファイルが根管内で折れるリスクを大幅に低減

核心技術3:OGP2モード(安全な回転方式)

OGP2(Optimum Glide Path 2)モードは、特殊な回転方式により安全性を最大限に高めた機能です。

  • 往復回転運動:時計回りと反時計回りを交互に繰り返す特殊な回転
  • 360度以上回転しない設計:ファイルがねじ切れるリスクを最小化
  • オールインワン処理:穿通からグライドパス、拡大形成まで1モードで完了

「見える」×「測れる」=「残せる」

ゼノシス歯科用ルーペとトライオートZX2の相乗効果

当院ではすべての治療でゼノシスを使用

ハギノ歯科では、根管治療はもちろんすべての治療において歯科用ルーペ「ゼノシス」を使用しています。肉眼の限界を超えた拡大視野で、細部まで確認しながら治療を行います。

  • 最大7.5倍の拡大:肉眼では見えない細い根管や微細な病変も確認可能
  • LEDライト搭載:暗い根管内も明るく照らし出す
  • 副根管の発見:見落としやすい枝分かれした根管も確実に発見

2つの機器の相乗効果

ゼノシスとトライオートZX2を組み合わせることで、根管治療の精度は飛躍的に向上します。

機器役割解決する課題
ゼノシス「見える」を実現肉眼の限界を超え、根管の構造を視覚的に把握
トライオートZX2「測れる」を実現手の感覚に頼らず、根管長を0.1mm単位で正確に測定
両者の組み合わせ「残せる」を実現精密な診断と治療で、歯を残せる可能性を最大化

「見えるから確実に治療できる」「測れるから適切な深さで治療できる」
この2つが揃うことで、初めて「歯を残す」という目標に近づけるのです。

患者様が得られる6つのメリット

  • 治療時間の短縮:測定と治療を同時進行できるため、1回あたりの治療時間が短くなります。通院回数の減少にもつながります。
  • 痛みの軽減:精密な位置測定により、器具が根の外に飛び出すことを防ぎ、治療中・治療後の痛みを軽減します。
  • 成功率の向上:根管の隅々まで確実に清掃・消毒できるため、治療の成功率が高まります。再発リスクを低減します。
  • 歯を残せる可能性が高まる:従来なら抜歯が必要だったケースでも、精密治療により歯を残せる可能性が広がります。
  • 安全性の向上:自動制御機能によりファイル破折のリスクが大幅に低減。安心して治療を受けていただけます。
  • 治療への安心感:最新機器による精密な治療で、「ちゃんと治療できているか」という不安を軽減します。

当院の精密根管治療の流れ

患者様お一人おひとりに丁寧な説明と治療を行います

1

問診・検査

症状やお悩みを丁寧にお伺いし、レントゲン撮影や視診で歯の状態を確認します。ゼノシスを使用した拡大視野での検査も行います。

2

診断・治療計画の説明

検査結果に基づき、現在の状態と治療方針をわかりやすくご説明します。治療回数や費用についてもこの段階でお伝えします。

3

麻酔・ラバーダム装着

痛みのない治療のために十分な麻酔を行います。唾液の侵入を防ぐラバーダム(ゴム製のシート)を装着し、清潔な環境を確保します。

4

精密根管治療

ゼノシスで拡大視野を確保しながら、トライオートZX2で根管長を測定。根管内の感染組織を徹底的に除去・洗浄します。

5

根管充填

清掃・消毒が完了したら、専用の薬剤で根管を隙間なく充填します。これにより再感染を防ぎます。

6

土台・被せ物の装着

根管治療が完了した歯に、土台を立てて被せ物を装着します。噛み合わせを調整し、自然な見た目と機能を回復します。

7

定期検診・メンテナンス

治療後も定期的にレントゲン撮影と視診を行い、経過を確認します。早期発見・早期対応で長期的な歯の健康を守ります。

よくあるご質問

トライオートZX2を使用した根管治療について、よくいただくご質問にお答えします

Q

トライオートZX2を使うと、治療費は高くなりますか?

A

当院では、トライオートZX2を使用した精密根管治療は保険診療の範囲内で提供しています。最新機器の導入により追加費用が発生することはありません。

Q

従来の治療と比べて、どのくらい治療時間が変わりますか?

A

根管長測定と治療を同時に行えるため、従来と比べて1回あたりの治療時間を短縮できる場合があります。また、精密な治療により再治療のリスクが下がるため、長期的に見ると通院回数の減少にもつながります。

Q

痛みが強い場合でも治療できますか?

A

はい、十分な麻酔を行ってから治療を開始しますので、痛みを感じることなく治療を受けていただけます。また、トライオートZX2の精密測定により、器具が根の外に出ることを防げるため、治療後の痛みも軽減されます。

Q

以前治療した歯が再発しました。この機器で再治療できますか?

A

はい、再治療(再根管治療)にも対応しています。過去の治療で取り残された感染組織や、見落とされた根管を、ゼノシスとトライオートZX2を使って精密に治療します。

Q

根管治療は何回くらい通院が必要ですか?

A

歯の状態や感染の程度によって異なりますが、通常2〜4回程度です。精密機器の使用により、従来よりも効率的に治療を進められるケースが多いです。

Q

どの歯でもこの機器で治療できますか?

A

前歯から奥歯まで、基本的にすべての歯に対応できます。特に、根管が曲がっていたり複雑な形状をしている歯において、この機器のメリットが大きく発揮されます。

まとめ:大切な歯を守るために

根管治療は、歯を残すための最後の砦ともいえる治療です。しかし、従来の治療には「見えない・測れない」という限界がありました。

当院では2023年から、歯科用ルーペ「ゼノシス」電動根管治療器「トライオートZX2」を組み合わせた精密治療を行っています。 ハギノ歯科は最新の歯科機器をいち早く取り入れ、「見える」×「測れる」という2つの強みで、「歯を残せる」治療を実現しています。

歯の痛みや違和感、以前治療した歯の再発など、根管治療に関するお悩みがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。患者様の大切な歯を守るため、スタッフ一同、最善を尽くして治療にあたります。

萩野 貴俊 副院長

この記事の監修者

ハギノ歯科 副院長
萩野 貴俊

愛知学院大学歯学部卒業。患者様の歯を可能な限り残す治療を心がけています。 最新の機器と技術を駆使し、精密で確実な根管治療を提供いたします。 歯の痛みや不安がございましたら、お気軽にご相談ください。

歯の痛みや根管治療でお悩みではありませんか?

ハギノ歯科では、最新機器を使用した精密根管治療で、患者様の大切な歯を守ります。
「歯を抜くしかない」と言われた方も、まずは一度ご相談ください。
スタッフ一同、心よりお待ちしております。