義歯(入れ歯)
決して珍しくない若いうちからの義歯
歯科には、30代、40代の方も入れ歯の相談で数多く来院されます。
「入れ歯=お年寄り」という偏見から、周囲の方に相談できずに悩んでらっしゃる方も少なくありません。
たくさんの歯を失っている方は、噛めないだけでなく、人前で話ができなかったり、気になって外出を控えてしまうなど、日常生活にも影響を及ぼすこともあります。
当院では、患者様のご要望に応じた様々な入れ歯をご用意しております。
義歯(入れ歯)装着している患者様のお悩みの声
- 「入れ歯を気にせずおしゃべりがしたい」
- 「しっかりと噛んで食事がしたい」
- 「バネが見えて気になる」
- 「痛くて歯医者で何回調整してもらっても良くならない」
- 「カタカタ動いて、外れてくる」
- 「新しい入れ歯が合わず、結局前の入れ歯を使っている」
患者様の中にはこのようなお悩みがありながらも、諦めている方が多いように思います。
現在はインプラント治療が安全に行えるようになり、義歯からインプラントに替える方も増えていますが、やはりまだまだ義歯治療を必要としている方は多くいらっしゃいます。
今では、提供できる義歯の種類もかなり多くなりました。
そのため、義歯に対するお悩みも、その方に合った最良の義歯で改善できる場合があります。
義歯(入れ歯)の種類
義歯(入れ歯)には、大きく分けて3つ
- レジン床義歯(保険診療)
- 金属床義歯(保険外診療)
- ノンクラスプデンチャー(保険外診療)
があります。
3つのタイプの義歯について
レジン床義歯
歯肉に触れる部分(床)がピンクのレジン(プラスチック)で作られ、金属バネ(クラスプ)のついた入れ歯です。
- 保険適用で比較的安価。
- 前歯にバネ(クラスプ)がかかった場合、見えやすい。
- 多少厚みがあるので熱が伝わりにくく、食べ物の温度が感じにくい。
- 人によっては、装着時に少し違和感を覚えることがあります。
- ほとんどの症例で使用できるといったメリットがある。
金属床義歯
歯肉に触れる部分(床)が金属素材で作られ、金属バネ(クラスプ)のついた入れ歯です。
使用する金属には、コバルトクロム、純チタン、金合金など、様々な種類があります。
- 保険適用外
- レジン床義歯に比べて薄く作ることができるので違和感が少ない。装着感がよい。
- 熱が伝わりやすく、食べ物の温度を感じやすいため、本来の食品の味に近くなり、美味しく食事を楽しむことができる。
- 薄い割に強度が高く、長持ちする。
- 舌の動きが入れ歯に邪魔されることが少なく、発音しやすい。
ノンクラスプデンチャー
金属バネ(クラスプ)を使わない入れ歯です。
- 保険適用外
- バネ(クラスプ)がないので入れ歯をしていることに気づかれにくく、見た目が綺麗。
- 食べかすが詰まりにくく、絡みにくい
- 薄く軽く、弾力性があり装着感がよい
- 金属アレルギーの心配がない