いなべ市で選ばれる痛くない歯医者|ハギノ歯科

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失った歯を取り戻すインプラント治療とは

インプラントは、失った歯を補う先進的な治療法です。顎の骨にチタン製の人工歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工の歯を装着することで、天然の歯とほとんど変わらない咬む力と見た目を回復できます。

入れ歯やブリッジと比べても非常に安定した機能を得られ、両隣の健康な歯を削る必要がないため、自分の歯を守れる大きなメリットがあります。「第三の歯」とも呼ばれる治療法です。

このページでは、インプラントのメリット・デメリット、他の治療法との違い、治療の流れ、費用、そして患者様の疑問にお答えするFAQまで、詳しくご説明します。

インプラント治療の6つのメリット

インプラント治療には、他の歯を補う方法(入れ歯・ブリッジなど)にはない多くのメリットがあります。

1. しっかり噛める機能回復

顎の骨に直接固定されるためぐらつきが少なく、硬いものでも自分の歯のように強く噛めます。入れ歯のように外れる心配がなく、食感や味わいも自然に楽しめます。

2. 見た目が自然で自信が持てる

人工歯はセラミックやジルコニアなどで作製され、色や形も調整可能なので見た目が非常に自然です。バネの見える入れ歯と違い、自信を持って笑ったり話したりできるようになります。

3. 他の歯に負担をかけない

ブリッジのように隣の歯を削る必要がなく、健康な歯をそのまま残せます。結果として隣接歯や残っている歯全体の寿命を延ばし、お口全体の健康維持につながります。

4. 顎の骨が痩せるのを防げる

インプラントは噛む力を骨に伝えるため、顎骨の吸収(減少)を抑制する効果があります。将来的な骨萎縮による見た目の変化や入れ歯の合わなくなるリスクを減らせます。

5. 発音しやすい・違和感が少ない

入れ歯のように大きな装置が舌を邪魔しないため、発音への影響が少なく会話が安定します。口の中に異物感が少ないので、自分の歯のような感覚で日常生活を送れます。

6. むし歯にならない

インプラントそのものは人工物なのでむし歯にはなりません。適切なメンテナンスを行えば半永久的に機能させることも可能です。

インプラント治療のデメリット・リスク

インプラント治療には良い面だけでなく、留意すべきデメリットやリスクも存在します。治療を検討する際には、以下の点も考慮しましょう。

費用面のデメリット

保険が適用されず費用が高い:インプラントは基本的に自由診療(自費診療)となり、1本あたりの費用相場は約40万~50万円と高額です。他の治療に比べ初期費用の負担は大きくなります。

治療に関するデメリット

外科手術が必要:歯ぐきを切開し顎の骨に穴を開けてインプラントを埋入する外科処置を伴うため、患者様の体への負担があります。手術には感染症や出血、神経損傷などのリスクがわずかながらあり注意が必要です。

治療期間が長い:インプラントと骨が結合するのを待つ必要があるため、治療開始から歯が入るまで数ヶ月~半年以上かかります。ケースによっては骨造成を含め1年以上要することもあります。

術後・メンテナンスのデメリット

術後の痛み・腫れ:手術後に麻酔が切れた後、抜歯後に似た痛みや腫れが起こることがあります。通常は処方された鎮痛剤・抗生剤の服用で数日中に治まる程度です。

定期的なメンテナンスが必要:インプラントは虫歯にならないものの、歯周病(インプラント周囲炎)になる可能性があります。長く機能させるためには、自分の歯以上に丁寧なセルフケアと歯科医院での定期検診が欠かせません。

💡 ポイント

メンテナンスを怠ると数年でダメになることもありますが、良好な口腔衛生を保てばインプラントを何十年も使い続けることも可能です。デメリットを理解した上で、適切な治療とケアを行うことが成功の鍵となります。

インプラント vs 入れ歯・ブリッジ|治療法の違いを比較

失った歯を補う方法としては、インプラントのほかに入れ歯(義歯)やブリッジがあります。それぞれ長所・短所が異なりますが、インプラントは総合的にみて「機能性・快適性に優れる反面、費用と期間がかかる」治療と言えます。

比較項目インプラントブリッジ入れ歯
咬む力天然歯と同等(100%)天然歯の約80%天然歯の約30~40%
見た目非常に自然自然金具が見える場合あり
隣の歯への影響影響なし削る必要あり金具で負担あり
耐久性10~20年以上7~10年5~7年
治療期間4~8ヶ月2~3週間1~2ヶ月
費用(1本)40~50万円10~20万円5~15万円
インプラント
咬む力 天然歯と同等(100%)
見た目 非常に自然
隣の歯への影響 影響なし
耐久性 10~20年以上
治療期間 4~8ヶ月
費用(1本) 40~50万円
ブリッジ
咬む力 天然歯の約80%
見た目 自然
隣の歯への影響 削る必要あり
耐久性 7~10年
治療期間 2~3週間
費用(1本) 10~20万円
入れ歯
咬む力 天然歯の約30~40%
見た目 金具が見える場合あり
隣の歯への影響 金具で負担あり
耐久性 5~7年
治療期間 1~2ヶ月
費用(1本) 5~15万円

ブリッジとの比較

ブリッジは両隣の歯を土台(支台歯)としてつなぐため、健康な歯を大きく削る必要があります。一方インプラントは欠損部位のみに人工歯根を埋入するので、隣の歯を傷つけません。ブリッジは支台歯に負担がかかり、いずれ再治療が必要になるケースが多いのに対し、インプラントは独立して機能するため長持ちしやすいです。

入れ歯との比較

入れ歯は取り外し式で比較的安価に作製できますが、ズレや外れ、噛みにくさといった不便さがあります。インプラントは入れ歯に比べて費用は高額ですが、ズレない・外さなくてよい・噛む力が強いため食事や会話が快適です。

💡 どの治療法を選ぶべき?

患者様一人ひとりの状況によって最適な治療法は異なります。当院では入れ歯・ブリッジ・インプラントそれぞれのメリット・デメリットをご説明し、十分に納得いただいた上で治療方法を選択しています。

インプラントに適した方・難しい方

ほとんどの成人の方はインプラント治療を受けられますが、以下のケースでは注意が必要です。

治療が難しい場合

全身疾患が重度な方

糖尿病(コントロール不良)、重度の心疾患、骨粗鬆症で治療中の方などは、インプラント手術の安全性を慎重に判断する必要があります。主治医と連携し、場合によっては治療自体を見合わせることも検討します。

顎の骨量が不足している方

インプラントは十分な骨の厚み・高さが必要な治療です。しかし現在では不足した骨を補う骨造成(GBR法やサイナスリフト等)を併用することで、インプラント治療が可能になるケースも多いです。他院で「骨が足りないのでインプラントは無理」と言われた方も、ぜひ当院にご相談ください。

その他の注意が必要な方

  • 年齢が若すぎる方:顎の骨の成長が完了していない成長期の方(概ね高校生以下)は基本的に適応外です。
  • 口腔衛生状態が悪い方:歯みがき習慣が不十分だと感染リスクが高まります。まず歯周病治療や口腔清掃状態の改善が必要です。
  • 妊娠中・授乳中の方:レントゲン撮影や投薬の影響を考慮し、時期をずらすことをおすすめします。
  • 喫煙習慣のある方:インプラントの成功率が低下するため、禁煙をお願いしています。

ハギノ歯科のインプラント治療|安心・安全への取り組み

当院では、インプラント治療を安心・安全に受けていただくために以下のような取り組みを行っています。

精密な3D診断と治療計画

インプラント治療では事前の検査・診断が成功の鍵です。当院では歯科用CTやデジタルレントゲンを用いて顎の骨の状態を立体的に把握し、神経や血管の位置まで精密に確認しています。得られた3次元データを基に、インプラントの埋入位置・深さ・角度を事前にシミュレーションし、綿密な治療計画を立案します。

低侵襲で安全性の高い手術

当院では可能な限り患者様の負担を減らせるよう、サージカルガイドを用いたインプラント手術にも対応しています。これを使用することで、切開や手探りの削骨を最小限に抑え、フラップレス手術(歯肉を大きく切らない手術)が可能になる場合もあります。その結果、出血や腫れを軽減でき、手術時間も短縮されます。

難症例(骨量不足等)への対応

骨の量が足りないと言われた方や、他院でインプラントを断られた難しいケースにもできる限り対応いたします。当院では骨造成(GBR法)やソケットリフト/サイナスリフトといった骨の再生・補強手術を行う体制を整えており、顎の骨が薄い方でもインプラントが埋入できる可能性があります。

高品質な材料(チタン・セラミック)

使用するインプラント体は、生体親和性に優れた純チタン製です。上部構造(被せ物)には審美性・耐久性の高いセラミック(ジルコニアなど)を採用しています。天然歯に近い美しさで変色しにくく、金属アレルギーの心配もありません。

充実したアフターケア

インプラントは入れた後のケアが非常に重要です。当院では治療完了後も定期検診のご案内を徹底し、3~6ヶ月ごとのメンテナンスを推奨しています。専門的なクリーニングや噛み合わせのチェック、レントゲン撮影による骨の状態確認などを通じて、インプラントが長期にわたり健康に機能するようサポートいたします。

インプラント治療の流れ(6ステップ)

インプラント治療は以下のようなステップで進行します。初回カウンセリングから治療完了までおおよそ4~8ヶ月の期間がかかります。

ステップ内容期間の目安
1. 初診・カウンセリング・検査お口の中の検査とカウンセリング。CT撮影や模型採取など精密検査を行い、治療計画と見積もりをご提示1~2回
2. 一次手術(インプラント埋入)局所麻酔下でインプラント本体を顎の骨に埋め込む手術。手術時間は1~2本で約1~2時間1日
3. 治癒期間(骨との結合)インプラント体と骨がしっかり結合するのを待つ期間。前歯など見た目が気になる部分には仮歯を装着2~6ヶ月
4. 二次手術(アバットメント装着)歯肉を少し開いてインプラントの頭出しを行い、アバットメント(支台装置)を連結1日
5. 人工歯の製作・装着型取りをして人工の歯(被せ物)を作製し、アバットメントに装着。噛み合わせや見た目を最終チェック2~3週間
6. メンテナンス・定期検診3~6ヶ月ごとの定期検診。レントゲンでの確認や専門的クリーニングを実施継続的に
ステップ 1

初診・カウンセリング・検査

お口の中の検査とカウンセリング。CT撮影や模型採取など精密検査を行い、治療計画と見積もりをご提示

期間:1~2回
ステップ 2

一次手術(インプラント埋入)

局所麻酔下でインプラント本体を顎の骨に埋め込む手術。手術時間は1~2本で約1~2時間

期間:1日
ステップ 3

治癒期間(骨との結合)

インプラント体と骨がしっかり結合するのを待つ期間。前歯など見た目が気になる部分には仮歯を装着

期間:2~6ヶ月
ステップ 4

二次手術(アバットメント装着)

歯肉を少し開いてインプラントの頭出しを行い、アバットメント(支台装置)を連結

期間:1日
ステップ 5

人工歯の製作・装着

型取りをして人工の歯(被せ物)を作製し、アバットメントに装着。噛み合わせや見た目を最終チェック

期間:2~3週間
ステップ 6

メンテナンス・定期検診

3~6ヶ月ごとの定期検診。レントゲンでの確認や専門的クリーニングを実施

期間:継続的に
💡 治療中の生活について

治療期間中、前歯など見た目が気になる部分には仮歯を装着できるため、日常生活に大きな支障はありません。症例によっては1回の手術で完結する1回法や、抜歯と同時にインプラントを埋める即時埋入法など特殊な術式を適用できる場合もあります。

インプラントの費用|治療メニューと料金

インプラント治療の費用は、治療する本数やお口の状態、使用する材料によって変わります。基本的に公的保険は適用されず自費診療となります。

当院のインプラント治療メニュー

治療メニュー内容費用目安(税抜)
標準インプラント(1歯)人工歯根埋入+アバットメント+ジルコニアクラウン装着。CT診断料込み約40万円/本
GBR(骨誘導再生法)骨量が不足している場合に、人工骨材や特殊な膜を用いて骨の再生を促す補助手術5万円~
ソケットリフト上顎奥歯のインプラントで骨の高さがやや不足している場合の骨造成術10万円〜
サイナスリフト上顎洞の側面からアプローチして骨補填材を大量に移植する大規模な骨造成術10万円〜

標準インプラント(1歯)

人工歯根埋入+アバットメント+ジルコニアクラウン装着。CT診断料込み

約40万円/本

GBR(骨誘導再生法)

骨量が不足している場合に、人工骨材や特殊な膜を用いて骨の再生を促す補助手術

5万円~

ソケットリフト

上顎奥歯のインプラントで骨の高さがやや不足している場合の骨造成術

10万円〜

サイナスリフト

上顎洞の側面からアプローチして骨補填材を大量に移植する大規模な骨造成術

10万円〜

費用の目安

全国平均では1本あたり40~50万円程度が目安となります。当院でも手術費・アバットメント・上部構造(被せ物)・CT診断料等を含めて1本あたり約40万円(税抜)が標準的な費用となっています。追加の骨造成が必要な場合は、別途費用がかかります。

💡 医療費控除について

インプラント治療は医療費控除の対象となる場合があります。高額な治療費を支払われた年は確定申告で控除を受けられる可能性がありますので、領収書は大切に保管してください。分割払いやデンタルローンにも対応しております。

インプラントに関するよくある質問(FAQ)

Q1. インプラントの手術は痛いですか?腫れますか?

手術中の痛みは局所麻酔によりほとんど感じません。麻酔が切れた後、抜歯後に似た痛みや腫れが多少出ることがありますが、処方された鎮痛剤・抗生剤でしっかり抑えることが可能です。腫れも通常は数日~1週間程度で引いていきます。多くの場合、手術の翌日から普通に仕事や日常生活を送ることができます。

Q2. インプラント治療にはどのくらいの期間がかかりますか?

治療期間は平均4~8ヶ月程度が目安です。一次手術から二次手術まで骨とインプラントの結合期間として3~6ヶ月待つ必要があるためです(骨造成を伴う場合はさらに+数ヶ月)。通院回数は、術前検査・埋入手術・経過チェック・二次手術・人工歯装着と、合計で約4~6回程度になることが多いです。

Q3. インプラント治療中、歯がない期間はありますか?

基本的に歯がないまま過ごす期間はほとんどありません。前歯など見た目が気になる部位では、一次手術後の治癒期間中に仮歯を装着することができます。仮歯によって見た目や発音、食事への影響を最小限にできるため、普段どおりの生活を送りながら治療を進められます。

Q4. インプラントはどれくらいもちますか?

インプラント自体はむし歯にならない人工物なので、適切にケアすれば10年、20年以上使い続けられるケースも少なくありません。研究データでは、10~15年後のインプラント生存率は上顎で約90%、下顎で約94%との調査結果があります。日々の丁寧なブラッシングと歯科医院での定期チェックが長持ちの秘訣です。

Q5. 顎の骨が少ないと言われましたが、インプラントはできますか?

はい、骨造成などの追加処置によって可能になるケースが多いです。当院でも「骨が足りない」と言われた患者様に対し、GBR法やサイナスリフト等で骨の厚み・高さを補い、インプラントを可能にした実績があります。骨造成を行うことで治療期間は若干延びますが、それ以上に将来的な安定を得られるメリットがあります。

Q6. インプラント治療は誰でも受けられますか?年齢制限は?

基本的に健康な方であれば年齢に関係なく可能です。高齢の方でも全身状態が良好であれば問題なくインプラント治療を受けられます。ただし、顎の骨の成長段階にある若年者(概ね16~18歳未満)は適応外です。重度の糖尿病・心疾患・骨粗鬆症など全身疾患がある方は、主治医と相談の上で安全性を慎重に判断します。

Q7. インプラント治療に保険は使えますか?

ほとんどのケースで保険適用外(自費診療)です。インプラントは先進医療的な位置づけのため、公的医療保険は基本的に利用できません。ただし、事故による歯の欠損で顎の骨が大きく欠けてしまった場合など、ごく一部の条件下では保険が認められることもあります。

Q8. インプラントを長持ちさせるにはどうすればいいですか?

日々の丁寧なケアと定期メンテナンスが何より大切です。インプラントそのものはむし歯になりませんが、歯周病菌に感染するとインプラント周囲炎を起こし、せっかくのインプラントが脱落してしまう恐れがあります。歯磨きは天然歯以上にしっかり時間をかけて行い、3~6ヶ月に一度は歯科医院で定期検診を受けてください。

まとめ:インプラント治療で快適な食生活を取り戻しましょう

インプラント治療は、失った歯を補う治療法の中でも、機能性・審美性・耐久性において優れた選択肢です。自分の歯のようにしっかり噛めて、見た目も自然、そして隣の健康な歯を守ることができるという大きなメリットがあります。

一方で、外科手術が必要なこと、治療期間が長いこと、費用が高額になることなど、考慮すべき点もあります。しかし、適切なメンテナンスを行えば10年、20年と長期にわたって使用でき、長い目で見れば決して高い投資ではありません。

ハギノ歯科では、20年以上の実績と最新の設備で、患者様のインプラント治療を成功に導きます。精密な診断と安全な手術、そして充実したアフターケアで、あなたの笑顔と健康を守ります。

インプラント治療をご検討の方は、まずは無料カウンセリングで詳しくご相談ください。あなたに最適な治療プランをご提案いたします。

萩野 貴俊 副院長

この記事の監修者

ハギノ歯科 副院長
萩野 貴俊

愛知学院大学歯学部卒業。日本インプラント学会会員。安全で確実なインプラント治療を心がけています。患者様一人ひとりに最適な治療プランをご提案いたします。

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